特開2045-34987 物語6 奴隷生活
ユイは案内され、地下室に向かっていた。
水の流れる・・・波が押し引きする音が少しだけ聞こえ始める。
地下室のドアには「MAYUMI」とあった。
この家の『妻』である女の部屋。
それを初めて見たユイには、男がその部屋で生活の大半を過ごすことが想像できたため、圧倒的にさえ見える。
ユリにはその事を感じないだろうか。
この家は『妻』の存在が絶対なのだということ・・・。
大昔、気づいたとしても、もう見えないふりをしているのかも知れない。
ユイにはそう感じられたが、ユリとの会話ではそんな「意識」は見えなかった。
超えられない一線は夫婦にもうないのかもしれない。
しかし、ユイも一線を越え更に追い抜かなければならない。
この家の本当の主を・・・。
「ユイさん、ドア以後は立っては歩けません。わかりますね。」
「はい。」
眩しい光が部屋を埋め尽くしており、100㎡くらいの正方形を有していた。
ドアから中央部を隠す小さな板が置かれ、そこに隠れ2人はいるのだろう。
2人は手を床に付き獣になった。
ユイは見える部分のみ室内を確認する。
ほとんど何もないが、グレーのソファが1つ見えた。
「ご主人様、ユイさんをお連れ致しました。」
小さな板の向こう側にユリが言ったが何の返答もない。
「参ります。」
ユリが先に板の向こう側に這って進む。
その後をユイが続く。
白の簡易な鉄柱製ベッドがあり、男が高い一人掛けの椅子に座っている。
こちらは向かず、その目はベッドの上をずっとあった。
「ウグゥー、ウグゥー」
ベッドの上にマユミはいるらしい。
「ご主人様、ユイさんをお連れ致しました。」
「うん。」
まだ、男は振り向かずに、ずっとベッドを見ている。
2人の位置からは何も確認できないが、長い首輪の布製の青いリードを男が握っているため、それが女の首に繋がっているのは想像できた。
「ユイ、ご苦労だったな。立って見てみな。」
初めて男がユイに声をかけたが、視線はユイに向いていない。
「はい、ご主人様。」
ユイは身長が165ほどあるが、男もほぼ同じか、5cmほど高いか。
ユイが立つと、目の位置がほぼ同じとなった。
白い獣は長い黒髪を左右前後に撒き散らし、開口具がされた口は時折、呻き声を吐きながら快楽を貪っている。
左手はベッドに投げ捨てられ、肘から先は黒い皮製のもので隠されていた。
右手がマユミ特製に作られたものであろうL字状のバイブが巻かれ、先端部の構造はわからないが、ヴァギナに入りきれない部分の振動は、ピアスの動きが克明に知らせていた。
白い足が大きく主人に向けられ拡げられているのは当然とし、腹の上の黒い「呪いの刺青」も確かに見える。
「ウァー、アァー、イヘッテモイエスハ、ホヒンハマ。」
(イっても良いですか、ご主人様・・・家畜。美しすぎる。とても25歳には見えない。18,9。150cmと少しの身長、80cmを少し超えただろう形の良い乳房。切れ長な目が涙を止め処もなく流し、涎も閉じられない口から垂れ流れ落ちている。 絶頂を懇願するか細い声・・・たぶん、ご主人様の好みそのもの・・・私はこの人・家畜に何が上回れるの・・・。)
「良いぞ。しかし、続けろ。イッたら、もう一度。そして、またイッたら、もう一度。」
たぶん、もう5回、6回の話ではないだろう。
良く見えなかったが、バイブは透明なチューブの様なもので腰に固定されていた。
「ユイ。良く来たな。」
主は突然言った。
ユイは膝を落とし、その両足に口付ける。
ごく自然な行為に見え、ユリは驚いた顔をしたが、男は当然の事のように、チラッと見た後、妻に目を戻す。
当然、ユイにとって最初の男であることは2人とも知っている。
「ユリ。何故、お前を超える価格かわかっただろう。お前は知っている通り、私への報酬として政府がプレゼントしてくれたモノだ。価格などないも同然。高値を固定させるための出来レース。ただし、お前のここでの仕事は十分、私は評価している。最後まで頼む。」
ユリは如何に答えて良いかわからない。
(自分の価値はただの決め事。しかし、その「仕事」は十分、評価している。)
相対した主の言葉の背景がユイだとすれば、去る女は悟るしかない。
(ご主人様に全てを捧げることが、私にはできなかった。)
「畏まりました。ご主人様。」
ユリの声は寂しげであったが、人工的に得た年齢であっても自らを御する能力が身につけており、回答に乱れはない。
目の前の女2人は、明らかに自分とは異なった考え方でここにいる。そう、主人に宣告された。
後50日程度をせめて、「彼女自身」が褒められた点をユイに教えるしかない。
「よし、止めろ。」
たぶん、何度目かの絶頂が近かったマユミは誰に発せられたたのか、しっかり理解し、自分の欲望を中断した。
「ユイ、右手を自由に。」
最初の命令が下った。
それはやはり、「妻」に対する行為である。
「はい、ご主人様。」
手際よく透明チューブは外されたが、右手のバイブはまだヴァギナに収まっていた。
それを少しの力でユイが引き抜く。
驚いたことに、この小さな身体は直径5cm、長さが20cm近いバイブを咥えこんでいた。
バイブを取り除かれたマユミは、その全身をユイに見せている。
「ユリ、食事にしようか。ここで食べるか。下に降ろしてくれ。」
「畏まりました。ご主人様。」
這って、ユリは退室する。
ユイはずっとマユミの身体を見ていた。
男はそれをタバコの煙に巻かれながら観察している。
(小さな乳首に丸いピアス。乳輪ほどの大きさ。ヴァギナにも同じ。クローンとは違う丸い普通のピアス。薬はどこから効いているの。)
開口具を外してやった。
思ったとおり、マユミはただの美貌ではない・・・たぶん、評価などできない域。
あらゆる美を、それぞれ掛け合わせ、それによるマイナスは差し引き、人間的妖艶を加え・・・全く言葉が足りない。
つまり、美の化身とはこのような女の事で違いない。
その中で、小さい女体の両手が肘から先が無く、腹の黒々とした刺青が「家畜」であることを示していた。
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地下室のドアには「MAYUMI」とあった。
この家の『妻』である女の部屋。
それを初めて見たユイには、男がその部屋で生活の大半を過ごすことが想像できたため、圧倒的にさえ見える。
ユリにはその事を感じないだろうか。
この家は『妻』の存在が絶対なのだということ・・・。
大昔、気づいたとしても、もう見えないふりをしているのかも知れない。
ユイにはそう感じられたが、ユリとの会話ではそんな「意識」は見えなかった。
超えられない一線は夫婦にもうないのかもしれない。
しかし、ユイも一線を越え更に追い抜かなければならない。
この家の本当の主を・・・。
「ユイさん、ドア以後は立っては歩けません。わかりますね。」
「はい。」
眩しい光が部屋を埋め尽くしており、100㎡くらいの正方形を有していた。
ドアから中央部を隠す小さな板が置かれ、そこに隠れ2人はいるのだろう。
2人は手を床に付き獣になった。
ユイは見える部分のみ室内を確認する。
ほとんど何もないが、グレーのソファが1つ見えた。
「ご主人様、ユイさんをお連れ致しました。」
小さな板の向こう側にユリが言ったが何の返答もない。
「参ります。」
ユリが先に板の向こう側に這って進む。
その後をユイが続く。
白の簡易な鉄柱製ベッドがあり、男が高い一人掛けの椅子に座っている。
こちらは向かず、その目はベッドの上をずっとあった。
「ウグゥー、ウグゥー」
ベッドの上にマユミはいるらしい。
「ご主人様、ユイさんをお連れ致しました。」
「うん。」
まだ、男は振り向かずに、ずっとベッドを見ている。
2人の位置からは何も確認できないが、長い首輪の布製の青いリードを男が握っているため、それが女の首に繋がっているのは想像できた。
「ユイ、ご苦労だったな。立って見てみな。」
初めて男がユイに声をかけたが、視線はユイに向いていない。
「はい、ご主人様。」
ユイは身長が165ほどあるが、男もほぼ同じか、5cmほど高いか。
ユイが立つと、目の位置がほぼ同じとなった。
白い獣は長い黒髪を左右前後に撒き散らし、開口具がされた口は時折、呻き声を吐きながら快楽を貪っている。
左手はベッドに投げ捨てられ、肘から先は黒い皮製のもので隠されていた。
右手がマユミ特製に作られたものであろうL字状のバイブが巻かれ、先端部の構造はわからないが、ヴァギナに入りきれない部分の振動は、ピアスの動きが克明に知らせていた。
白い足が大きく主人に向けられ拡げられているのは当然とし、腹の上の黒い「呪いの刺青」も確かに見える。
「ウァー、アァー、イヘッテモイエスハ、ホヒンハマ。」
(イっても良いですか、ご主人様・・・家畜。美しすぎる。とても25歳には見えない。18,9。150cmと少しの身長、80cmを少し超えただろう形の良い乳房。切れ長な目が涙を止め処もなく流し、涎も閉じられない口から垂れ流れ落ちている。 絶頂を懇願するか細い声・・・たぶん、ご主人様の好みそのもの・・・私はこの人・家畜に何が上回れるの・・・。)
「良いぞ。しかし、続けろ。イッたら、もう一度。そして、またイッたら、もう一度。」
たぶん、もう5回、6回の話ではないだろう。
良く見えなかったが、バイブは透明なチューブの様なもので腰に固定されていた。
「ユイ。良く来たな。」
主は突然言った。
ユイは膝を落とし、その両足に口付ける。
ごく自然な行為に見え、ユリは驚いた顔をしたが、男は当然の事のように、チラッと見た後、妻に目を戻す。
当然、ユイにとって最初の男であることは2人とも知っている。
「ユリ。何故、お前を超える価格かわかっただろう。お前は知っている通り、私への報酬として政府がプレゼントしてくれたモノだ。価格などないも同然。高値を固定させるための出来レース。ただし、お前のここでの仕事は十分、私は評価している。最後まで頼む。」
ユリは如何に答えて良いかわからない。
(自分の価値はただの決め事。しかし、その「仕事」は十分、評価している。)
相対した主の言葉の背景がユイだとすれば、去る女は悟るしかない。
(ご主人様に全てを捧げることが、私にはできなかった。)
「畏まりました。ご主人様。」
ユリの声は寂しげであったが、人工的に得た年齢であっても自らを御する能力が身につけており、回答に乱れはない。
目の前の女2人は、明らかに自分とは異なった考え方でここにいる。そう、主人に宣告された。
後50日程度をせめて、「彼女自身」が褒められた点をユイに教えるしかない。
「よし、止めろ。」
たぶん、何度目かの絶頂が近かったマユミは誰に発せられたたのか、しっかり理解し、自分の欲望を中断した。
「ユイ、右手を自由に。」
最初の命令が下った。
それはやはり、「妻」に対する行為である。
「はい、ご主人様。」
手際よく透明チューブは外されたが、右手のバイブはまだヴァギナに収まっていた。
それを少しの力でユイが引き抜く。
驚いたことに、この小さな身体は直径5cm、長さが20cm近いバイブを咥えこんでいた。
バイブを取り除かれたマユミは、その全身をユイに見せている。
「ユリ、食事にしようか。ここで食べるか。下に降ろしてくれ。」
「畏まりました。ご主人様。」
這って、ユリは退室する。
ユイはずっとマユミの身体を見ていた。
男はそれをタバコの煙に巻かれながら観察している。
(小さな乳首に丸いピアス。乳輪ほどの大きさ。ヴァギナにも同じ。クローンとは違う丸い普通のピアス。薬はどこから効いているの。)
開口具を外してやった。
思ったとおり、マユミはただの美貌ではない・・・たぶん、評価などできない域。
あらゆる美を、それぞれ掛け合わせ、それによるマイナスは差し引き、人間的妖艶を加え・・・全く言葉が足りない。
つまり、美の化身とはこのような女の事で違いない。
その中で、小さい女体の両手が肘から先が無く、腹の黒々とした刺青が「家畜」であることを示していた。
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